愚者ノ教鞭 今しか出来ないことがたくさんあるんだ!  製品版感想

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体験版終了時が最高潮。

↓過去掲載 愚者ノ教鞭 体験版感想
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男4人女3人の7人グループだが、主人公は1人だったのでそこは一安心。

体験版は、これからどうなっていくんだ!?という盛り上がりが最大になったところで終了したが、製品版を含め最高の盛り上がりは体験版終了時だったように思う。

大人 対 子供。形としては子供側のラブホテル跡での籠城に対して大人が攻め込む形なのだが、子供側の抵抗がロケット花火や水風船。子供が用意した罠だからという理由で脳内補完できないでもないのだが、その罠で大人が「ひぇ~」とか言って退散していくのはなんとも言えない気持ちになる。個別ルートに入ると、籠城だの大人だのという話は置いといて、しれっと町へ出て買い出しとエッチシーンが発生する。

自分の子供がラブホテルの廃墟に籠城したら、親は自分が怪我をしてでも乗り込んで連れ帰りそうなものだが、撃退されて普通に家に帰っていく。100歩譲って籠城により侵入することができなかったとして、車の中なりテント張るなりで現場で様子を見るものなのでわ。この辺の不自然さをテキストによって納得させてもらえないと、大人と子供たちによる野外ステージでの劇に見える。

ロリ要素とショタ要素はしっかり作られていて、シナリオを忘れてエッチシーンを見るという選択肢はアリ。

体験版で、右肩上がりに話を膨らませたり盛り上げたりするのがうまい。「売り方」がうまいメーカーだと思った。でもなんだろう、裏切られたわけではないんだけど、体験版終了時に抱いた期待感は得られなかったっていう印象が付いてしまう。


この先、プレイ進行中の追記 ネタバレあり











11月4日追記 泉(バナーピンク髪)ルートクリア 泣きながら「家族が心配してるのに籠城してて意味があるのかな?」と主人公に訴えた数テキスト後に、「私はまだ帰っちゃいけないんだと思う」って断言するんだけど、結局どっちなの?いや、ふたつの間に数テキストのやり取りがあってのまだ帰っちゃいけない発言なんだけど、ここの部分ってもっと重要な気がして、葛藤状態から私まだ帰っちゃいけないんだってなるプロセスをもっとじっくり作り込んでほしかった。この会話のすぐ後に、トラウマの男性恐怖症を克服するために一緒にいてほしいのっていうエロ方向な流れになる。泉ルートの最初のエッチシーンだけ主人公がバリバリリードするんだけど、ここだけショタ要素薄い。

シナリオゲーとして見るには体験版終了時が最高潮で、抜きゲーとして見るにはエロが物足りない。クリア後のシーン回想が1キャラ10~11シーンあるように画面に表示されるのだが、1シーン中に体位を変えただけの繋がっているシーンもブツ切って分割して表示しているので、表示シーン数より本来のシーン数は少ない。

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