LOVE³ ラヴキューブ 体験版感想

こいつ…動くぞ。

立ち絵のキャラクターが動く。いや、そんなん最近の大手メーカーはみんなやってるでしょ。って思うだろうけどそうじゃない。モニターに映るゲームの画面に奥行きを感じる動きをする。瞬きや口パクはもちろんのこと、笑顔や泣き顔の表情、手の曲げ伸ばしや首振りの動作に加え、画面の奥側へ動きながら小さくなり、画面の手前側へ動きながら大きくなったりする。アニメーションとしては当たり前のことじゃん?って思うかもしれないが、普通の家の部屋の背景の中で、主人公の視点からヒロインがこの部屋のどの辺にいる、という三次元的認識が可能なレベルの動きを、同人作品でやってきている。ちゃんとキャラクターが部屋を移動しながら奥に動いている、近づいてきている、という認識にほぼ不自然さを感じなかったのが驚いた。このレベルの動きを、日常パートでやってくる。もちろん、エッチシーンも動く。あと、猫も動く。

エロ漫画家の主人公のお話になっていて、ゲーム内の作家の絵として、快楽天等の有名エロ雑誌に連載されてるレベルの絵師さんの絵が漫画の見開き形式でたまに画面に映る。なんだかいろんな壁を越えているような気がして、一般商業作品には難しそうなこころみで面白い。

正直、石恵さんが作画だからというだけで食いついただけだったのだが、絵だけではない魅力がたくさん詰まった作品になりそう。しかも安い。画集付パッケージ版が3000円。DL版が2000円という破格。1万円越えの抱き枕カバー付きも各ショップでやってる。

げっちゅ屋



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